プロボクシングのフェニックスバトル75大会(日刊スポーツ新聞社後援)は14日、東京・後楽園ホールで開かれ、アマ8冠の中垣龍汰朗(21=大橋)がデビュー2連勝を飾った。

興法裕二(27=新日本木村)とのスーパーフライ級6回戦に臨み、4回2分26秒、KO勝利。左ストレートで動きを止め、右ボディーでキャンバスに沈めた。元世界3階級制覇王者の八重樫トレーナーの指導を受け、昨年8月のデビュー戦に続き、連続KO勝ち。「21年1発目のプロボクシング試合で勝てて良かった。2年以内に世界王者の目標を実現したい」と意欲を示した。

元東洋太平洋フェザー級王者の松本好二氏(現大橋ジムトレーナー)の息子となる圭祐(21=大橋)も1回TKO勝ちでプロ2連勝。ベジータ石川(34=折尾)との58キロ契約体重6回戦で、右ストレートでダウンを奪うと、立ち上がった石川をコーナーに追い込み、右の連打でレフェリーストップ。1回2分26秒、TKO勝ちした。不用意に左を浴びたことを反省しつつ「(セコンドの父は)心強さ半面、心配も伝わる。力をつけて心配させないようにしたい」と苦笑していた。【藤中栄二】