スターダムの岩谷麻優(27)がオープニングで乱入し、要請を受けていた世志琥(27)との対戦を受けて立つ意思を示した。

デビュー10周年を迎え、両団体を支えてきた2人が意地とプライドをかけ、3月3日の日本武道館大会で激突する可能性が高まった。

発端は昨年12月のスターダム後楽園大会だった。試合終了後にリングに登場した世志琥と高橋奈七永から「女子プロレスのアイコン(岩谷の愛称)だったら、うちとシングルでタイマンはれよ」と言われていた。その後も返事を保留していた岩谷に対し、しびれを切らした世志琥は、今月17日の大会で「やる気ねぇんだったら、やめてもいいんだぞ。1週間以内に返事をしろ」とビデオメッセージで再び挑発。期限が近づいてきたこの日、岩谷自ら敵地に乗り込んだ。

最初は引き連れてきた渡辺桃と飯田沙耶との対戦を勧めたが、世志琥が納得するはずもなく「同期のお前(岩谷)しか興味がないんだよ」と一蹴。断られた岩谷は「日本武道館。最高の舞台を用意するんで、そこでシングルマッチやりましょう」と要求に応じた。

さらに一緒に登場した渡辺桃が、15年までスターダムに在籍していた高橋に「あなたがいなくなって、いい意味で変わった。武道館でお願いします」と対戦を熱望。高橋も「変わったところを見せてもらいましょうか。ただ、その顔がどうなっても知らないからな」と承諾した。