石川修司(45)が羆嵐(30)に勝利し、18日に行われる葛西純(46)とのデスマッチ「GAORA TV チャンピオンシップ」に向けて弾みを付けた。

130キロの石川と、120キロの羆嵐。羆嵐がフライングボディアタックを決めれば、石川も雪崩式ブレーンバスターで応戦。コーナーからリングにたたきつけられると、重量感のある音が響き渡った。技の迫力だけでなく、スピードやキレ味も兼ね備えた2人の攻防は休む間もなく続いた。最後は石川が、相手の胴を両足で挟み込み、前に倒れこんで押し倒す、フライングボディシザースドロップで勝利した。

勝利後は怒りの収まらない羆嵐に襲撃され、後味の悪い結果になった。18日の葛西とのタイトルマッチが控えるが「気持ち良くタイトルマッチに向かいたかったけど…」と明かした。それでも強敵を倒し「実力ある相手。気合が乗っていたし、勝ったのは大きい」と手応えを感じた。

18日のデスマッチは、パイプ椅子やテーブル、串刺しなど何でもアリの戦いとなる。全日本プロレス史上初のワンマッチ興行で前売りチケットは完売と注目度は高い。今年1月3日に王座戴冠し、全日本をかき回す葛西にずっと不満を抱いていた。同24日に挑戦表明。2月23日の前哨戦では剣山を持ち出すなど暴れて反則負けとなっていた。

石川自身、過去にも経験があり、背中には今でも痛々しい傷が残る。それでも「全日本はデスマッチ団体ではない。やれるのは俺だけ」との思いがあり、今大会も全日本の通常大会の1試合ではなく、別日での開催となった。「ベルトを全日本に取り戻して、葛西に去ってもらいたい」と意気込む。口達者な葛西に対し「めちゃめちゃ響くことを言うけど、結局はリングで勝てばいい」。不敵な笑みを見せながら騒ぎ回る葛西を新木場のリングで葬り去る。【松熊洋介】