UFCやONEチャンピオンシップなどに参戦し、海外経験豊富な総合格闘家・徳留一樹(34=パラエストラ八王子)がRIZINで生き残りを懸けた1戦に臨む。

21日のRIZIN27大会(愛知・日本ガイシホール)で、同団体ライト級トップのホベルト・サトシ・ソウザ(31=ブラジル)との71キロ契約5分3回を控え、8日にはオンラインで練習を公開。「海外でやっていたので、日本でも大きな舞台で戦えることがうれしい。認めてもらえるように頑張ります」と静かに闘志を燃やした。

かつて組み技格闘技QUINTETなどでも同じチームだったソウザが組まれた。「やりたくない」と前置きしながらも「RIZIN側が対戦相手を決めてくれた。向こうも割り切って、こちらも割り切って。リングで倒すだけですね」と勝負に徹する構えだ。

ソウザはRIZINライト級トーナメントを制覇したトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)とのRIZIN同級王座決定戦も計画されるなどRIZIN王者に近い存在となる。このソウザを突破すれば、RIZINで王座戦線に絡むことが予想されるが、本人はソウザ戦だけに集中している。「今後のことは考えていない。サトシの試合を勝たないと。他の人に目移りしていたら勝てない。サトシのことだけを集中しています」との姿勢を貫いていた。