歯が折れる負傷からリング復帰したロウ女子王者アスカが、因縁のシェイナ・ベイズラーに報復した。

2月22日のロウ大会でベイズラーの顔面蹴りで歯を折る負傷を追って長期欠場していたアスカが3週間ぶりにカムバック。ゲスト解説していたベイズラーにスピンキックを放ってサプライズ登場すると、第6試合となった両者のシングル戦ではエンジン全開。「楽しかった。今回も歯を折ってやる」と挑発してきたベイズラーに対し、ゴング前から襲いかかった。

得意のヒップアタックやジャーマン・スープレックスで投げ飛ばし、介入を狙う敵セコンドのナイア・ジャックスをドロップキックでポストにたたきつけて排除した。ベイズラーのキリフダ・クラッチに対抗し、アスカもアスカロックと関節技の攻防も展開。再びキリフダ・クラッチで捕まったところを逆に丸め込んでフォール勝ちを収めた。

試合後、ベイズラーに襲われると、投げっぱなしジャーマンで応戦して大乱闘に発展。アスカは「まだじゃ~オラ!」と叫びながらベイズラーの口からマウスピースを強引に取り出した。「歯には歯を」と言わんばかりにむき出しにしたターンバックルにベイスラーの口を押しつけ、怒りを爆発させて完全復活を印象づけた。