ボクシングWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が6日、神奈川・横浜市の所属ジムで取材に応じた。

4月6日は、7年前の14年にWBC世界ライトフライ級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)を6回TKO撃破し、初めて世界王座を獲得した記念日。6月19日、米ラスベガスでIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との防衛戦に臨むことで合意に達しており、昨年10月、米ラスベガスでジェーソン・モロニー(オーストラリア)に7回KO勝ちして以来、約8カ月ぶりの防衛戦(WBA5度目、IBF3度目)を控える。主な一問一答は次の通り。

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-挑戦者ダスマリナスは弟拓真の練習パートナーとして所属ジムに来ていた

井上 自分のパートナーではなかったので、そこまで記憶がない。ただスタイルと雰囲気はわかっているので、ザックリなイメージはわいています。(ダスマリナスのスタイル)サウスポーとやるのは楽しい。

-現時点の挑戦者の印象は

井上 1発のパワーはフィリピンの選手に感じます。ボクシングもするし。まだそのぐらいの印象。やりやすい相手だと思う。

-4月10日には28歳になる。師匠大橋会長の引退年齢

終わりに近づいていっているのは間違いない。キャリア後半に入っていることを考え、自分の体と向き合わないといけない。

-今日(4月6日)は世界王座を初奪取した日

世界を初めて取った7年前とは変わってきている。そんな昔には感じていないですけれど。見た目は変わっていますが、気持ちは変わっていないと思う。あの頃よりも見る世界も広がっている。

-WBC同級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)が地元紙で挑発的だが

井上 別に、そんなに腹は立っていないです。(SNSなどで反応するのは)優しさ、ですね。向こうの一方通行だとかわいそうだから(笑い)。