WWEで「女子レジェンド」と呼ばれる里村明衣子(41=センダイガールズ)が、同団体で無敗だったイーファ・ヴァルキリーに初黒星をつけた。「容赦しないわよ」と意気込む里村は、ショルダータックルや腕ひしぎ逆十字固めで攻め込むと、ヴァルキリーも日本式お辞儀で敬意を示した後から延髄切り、ドロップキックで反撃してきた。

関節技やキックの応酬が続くと、ヴァルキリーのオーバーヘッドキック、パワーボム、月面水爆と怒濤(どとう)の攻撃を浴びた。相手優位の時間帯を切り抜けた里村はDDTからスコーピオライジングでヴァルキリーの脳天にかかと落とし一閃(いっせん)。そのまま3カウントを奪った。

試合後、ヴァルキリーと抱擁を交わし、健闘をたたえた里村は自らのツイッターでは「この衝撃はなに? イーファに触発されたが、私はそんなに簡単にはいかないわよ。次は?」と英語で対戦相手の登場を待ち望んでいた。