ボクシング日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦は10日、東京・後楽園ホールで開催される。

同級王者永田大士(31=三迫)が同級5位鈴木雅弘(25=角海老宝石)との2度目の防衛戦を控え、9日には都内で前日計量に出席。リミット63・5キロでパスした鈴木に対し、永田は100グラム少ない63・4キロでクリアした。

昨年12月、近藤明広(一力)との初防衛戦は7回負傷引き分けでベルトを死守。不完全燃焼となった永田は減量後の食事に馬肉を用意。もともとジビエ料理を好み、V2戦前にも熊の肉を口にし、食生活から「野生」を呼び覚ましてきた。「野生動物の肉なのでビタミンやミネラルが豊富で、タンパク質も豊富」と効果を口にした永田は「相手選手は戦績は5戦5勝で無敗で戦績は少ない方ですが、アマ出身で技術的には近藤選手よりは上だと思っています。僕の完成、確立したボクシングで攻めたいと思います」と手応えを口にした。

今年1月には結婚しており、夫人のサポートにも感謝。「緊急事態宣言でも有観客で防衛戦ができる。僕はこの試合で支えてくれた人たちに何かしらの力を与えたい。試合は最初から最後まですべて打ち合う。休まない。それぐらいの気持ちで戦うので楽しみにしていてください」と気合を入れ直していた。