WWEの「キング」中邑真輔(41)が18日(日本時間19日)に米フォートワークで開催されるPPV大会マネー・イン・ザ・バンク(MITB)の男子ラダー戦出場権を奪った。MITB男子ラダー予選でバロン・コービンをキンシャサで撃破。次週16日(同17日)大会で、MITBラダー戦に出場するセス・ロリンズ、ケビン・オーエンズ、ビッグEと4WAY形式で対戦する。

前週2日の大会でレッカー移動されたコービンの愛車メルセデス・ベンツGクラスで会場入りした中邑は赤ベースのコスチュームを身にまとい、仲間のリック・ブーグスのギター演奏と共に華麗に登場。いら立つコービンに入場時から襲撃されたが、試合は中邑も蹴り技で応戦。ライダーキック、延髄斬りを放った。

場外戦では、コービンのブレーンバスターで解説席へとたたきつけられてダメージを負ったシーンもあったが、相手得意のディープシックス(変形サイドスラム)をしのいだ後、トライアングル(三角絞め)で体力を削り取った。最後はキンシャサで膝をコービンに打ち込み、3カウントを奪った。

中邑にとってはしごの上に設置された王座挑戦権利書入りブリーフケースを奪い合うMITBラダー戦出場は17年大会以来。「これは4年間で初めてのことで、俺はこの機会を待ち望んでいた。WWEキングの俺がMITBブリーフケースをつかむぜ」とラダー戦制覇に強い意欲を示した。