総合格闘技のRIZINは20日、9月19日にさいたまスーパーアリーナで開催するRIZIN30大会の対戦カードを発表した。6月から開幕した日本GPバンタム級トーナメント2回戦の組み合わせが決定し、前RIZIN同級王者朝倉海(27=トライフォース赤坂)がアラン“ヒロ”ヤマニハ(35=ブラジル)と対戦することが決まった。

6月の東京ドームで開催されたRIZIN28大会のメインイベントで兄未来がヤマニハと同じ所属先となるボンサイ柔術の元KSWフェザー級王者クレベル・コイケに2回一本負けを喫した。敵セコンドにはコイケ、自らのセコンドには兄未来がつく形で“代理戦争”のようなカードでもある。朝倉は「実際にボクがクレベル選手と戦うわけではないから、関係ない」と前置きした上で「チームとして負けたくないという気持ちは強くある」と気合を入れ直した。

ヤマニハからは「朝倉は名前だけが強くて(実力は)弱い」「(朝倉)は難しくない。寝技はイージー」と挑発的な態度をみせられた。すると朝倉は「(ヤマニハの所属先)ボンサイは勢いがあるけれど、ボンサイで一番弱い選手が勘違いしているからボコボコにしてやろうと思う。多分一方的な展開になると思う。スピードが違いすぎてスローモーションに見えるし、攻撃は当たらない。寝技でもボクのほうがうまい」と自信に満ちあふれていた。