K-1第2代ウエルター級王座決定トーナメント(20日、横浜アリーナ)を前に、野杁正明(28)と安保瑠輝也(25)が19日、緊張感の中で火花を散らした。

日刊スポーツ新聞社後援のK-1横浜大会で開催される同トーナメント優勝候補の2人はこの日、都内で前日計量と会見に臨み、互いに決勝での対戦を熱望、優勝を誓い合った。

K-1スーパーライト級で野杁が第2代、瑠輝也が第4代王者の経験を持つ。計量では野杁がリミットの67・5キロ、瑠輝也が67・4キロでパスすると、会見ではそれぞれの言葉に力を込めた。

練習では「ベルトを取ることだけ考えてきた」という瑠輝也が、「野杁君が優勝候補と言われているが、負ける気はしない」と言うと、「とくに変わりはなく、いつも通りに仕上げてきた」という野杁は「このトーナメントは僕と瑠輝也のもの。他の選手を阻止してベルトを取りたい」と決勝での対決を思い描いていた。