NXTクルーザー級王者KUSHIDA(38)が王座陥落した。

挑戦者ロデリック・ストロング(38)との防衛戦に臨んだものの、ストロングのユニット「ダイヤモンド・マイン」の介入でダメージを受け、ストロングのエンド・オブ・ハートエイクを浴びて3カウントを許してしまった。新型コロナウイルス感染でリングから離れ、前週大会からカムバックしたKUSHIDAの復帰初戦だった。

ハチマン(鈴木秀樹)、マルコム・ビベンス、クリードブラザーズ、アイビー・ナイルの「ダイヤモンド・マイン」勢が敵セコンドにいる中、KUSHIDAは孤軍奮闘。アトミックドロップからのドロップキックや、強烈なマサヒロ・タナカ、さらに必殺のホバーボードロック(腕がらみ)でストロングを絞めあげた。勝利間近と思われたが、ビベンスの介入でタップ寸前のストロングの足をロープにかけて回避された。さらにビベンスの動きにレフェリーの注意が向かった際、KUSHIDAは場外に引きずり出され、アイビーのスーパーマンパンチを顔面に食らって大ダメージ。強引にリングへと戻されると、ストロングのエンド・オブ・ハートエイクに沈んだ。

王座陥落後、KUSHIDAは「タイトルを失った…。このタイトルは俺にハングリー精神を思い出させ、そしてこのWWEという大きな組織で王者としていることがいかに難しいかを教えてくれた。俺はヤツら、特にマルコムが許せねぇ」と自らの公式ツイッターで怒りの気持ちをつづった。またイケメン二郎も「ダイヤモンド・マインが6人がかりでKUSHIDAのタイトルを奪った。腹が立つし、フェアな試合じゃない」と擁護していた。