“大人の強さ”で自らの誕生日を祝う。RIZIN31大会(24日、神奈川・ぴあアリーナMM)に出場する浅倉カンナ(24=パラエストラ松戸)が、誕生日を迎えた12日、オンラインで練習を公開。「大人の女性になりたいので、いい勝ち方で24歳のスタートを切りたい」と決意を語った。

14年に17歳で格闘家デビューした浅倉。RIZINも15戦目となる。対戦相手の大島沙緒里(26=AACC)は今大会がRIZINデビュー。格闘技歴でも上回っており「デビュー8年目になる。経験の差を生かしたい」と語った。

負けるたびに強くなる。レスリング時代から「負けた次の試合が強かった。負けを無駄にしないように戦っていた」。3月の前回の試合は浜崎との2度目のタイトルマッチに1-2の判定負け。「早く試合がしたくて仕方なかった。あると思って練習していたので問題ない」と7カ月ぶりのリングにも、順調をアピールした。男子選手らとも練習を行い「怖い」と感じるがあった打撃が「楽しい」と思えるようになったという。

経験も実績も上回っていながら、相手はDEEP2冠王者。「ベルトはうらやましいですね」。勝利後には浜崎への再挑戦も見据える。誕生日プレゼントやケーキは試合後まで封印。「レベルの違いを見せつけたい」。敗戦後、パワーアップした浅倉が、成長した姿を見せ、24歳を祝う。