19日に東京・後楽園ホールで開催されるボクシングの日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王座決定戦に出場予定だった日本ユース同級王者佐々木尽(20=八王子中屋)が、前日計量で体重超過した。

2つの王座を懸けて拳を交えるIBF世界同級6位平岡アンディ(25=大橋)とともに18日に都内で開かれた計量に出席。200グラム少ない63・3キロでパスした平岡に対し、佐々木がリミット(63・5キロ)よりも1・8キロオーバーの65・3キロで計量ミス。日本ボクシングコミッション(JBC)の体重超過に関する規定により、3%以内の超過のために2時間の猶予を与えられたものの、最終的に減量できなかった。

同王座決定戦は開催される予定で、平岡が勝った場合は日本、WBOアジア・パシフィック両王座の新王者となり、佐々木が勝利の場合は空位のままとなる。

なおJBC規定では当日計量が義務づけられ、再計量時に8%(68・4キロ)以上超過した場合、試合は成立しない。計量後のオンライン取材を受けた平岡は「人間は失敗はあるもの。これを機会にないように。自分はやってきたことを出すだけ。高いチケットを買ってくれた人たちのために頑張りたい」と平常心だった。