ボクシング元世界3階級制覇王者亀田興毅氏(35)が会長を務める3150ファイトクラブは12月16日、メルパルクホール大阪で開催する3150ファイト VOL.1大会の全カードを27日、発表した。

現WBC世界ライトフライ級王者矢吹正道(29)の実弟でWBOアジア・パシフィック・ライト級5位の力石政法(27=ともに緑)が新たに参戦決定し、約1年1カ月ぶりにリングへ。WBAアジア・スーパーフェザー級王者ロルダン・アルデア(27=フィリピン)と60キロ契約体重8回戦に臨む。同日東京・六本木で会見に臨んだ力石は「倒すところをみていただければと思います。兄に負けないように世界王者になりたい」と気合を入れ直した。興行プロモーターの亀田会長も3兄弟で世界王者になっていることもあり「一番のあこがれの選手で、兄弟全員が世界王者になるのはすごいことだと思います」とキッパリ。兄弟世界王者への意欲を示した。

また約5年4カ月ぶりに現役復帰する元WBAミニマム級王者宮崎亮(33=3150ファイトクラブ)が51・5キロ契約体重6回戦で寺次孝有希(30=ミサイル興業)と現役復帰戦に臨む。またエキシビション戦としてヘビー級注目のアマ5冠・但馬ミツロ(27=3150ファイトクラブ)が元東洋太平洋クルーザー級王者で格闘家の西島洋介(48=フリー)とスパーリング形式で対戦する。ヘッドギア装着やグローブなどは今後発表するという。同日に会見した西島は「(但馬は)アマのエリート。手ごわいと思うので、万全の準備をしたいと思う」と、スパーリング形式ながら新旧ヘビー級対決に強い意欲を示した。