08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの格闘家・石井慧(34=チーム・クロコップ)が5日、大阪市内で一夜明け会見に臨み、今後に向け「倒せるパンチを身につけたい」と語った。

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前日4日、RUIとのスーパーファイトはKOを逃し、K-1ルールで2戦連続判定勝ち。13センチ背が高い相手の前蹴り、膝蹴りに手を焼き、約20キロも自分に利がある体重差を生かし切れなかった。「2ラウンドに前蹴りを顔にもらって、あと膝も。効きましたね。意地でも倒れんという気持ちだけ。いい経験になりました」と言うものの、仕留めきれない現実を「自分の攻撃に問題がある」と分析した。

K-1のターゲットは、ボクシング元東洋太平洋ヘビー級王者藤本京太郎(34)だが「今のままだと(勝つのは)難しいと思う。もっと経験を積んで、短所を克服し、長所を伸ばしていかないといけない」と現状を冷静に分析した。だからこそ「京太郎選手にたどり着くために、次戦のオファーがあれば、すぐにでもやりたい」と前のめりだった。