元WBO世界ミニマム級王者・山中竜也(26=真正)の復帰戦が3月6日に内定した。

所属する真正ジムが15日、神戸市内の湊川神社で恒例の必勝祈願。山下正人会長(59)は、3月6日に神戸市中央体育館で興行を実施、メインは山中の復帰戦となるライトフライ級6回戦を行う計画を明かした。対戦相手も三迫ジムの須藤大介(26)で内定している。

山中は18年7月に2度目の防衛戦に失敗した試合後に硬膜下血腫が判明し、日本ボクシングコミッション(JBC)のルールにより、ライセンスが自動的に失効して引退。その後は大阪市内で、飲食業を経営していた。

その後も現役への道をあきらめず、JBCもライセンスの再発行を認める流れとなっていた。「緊張感が高い。しんどい試合になると思うが、手応えはある」と気合十分。昨年末に検査を受けて問題なく、試合までに3度のMRI検査を受けて万全で臨むという。

再び世界のベルトを巻く夢をあきらめない。「2、3年以内に世界挑戦できるようにしたい」と力強く再起を誓った。【実藤健一】