藤波辰爾(68)の長男、LEONA(28)が、父の50周年記念興行に恥じない戦いぶりを披露した。ヒートアップのTAMURA(42)と対戦し、15分時間切れで引き分けた。

第2試合に出場。「プロレスラブ」をテーマにした新しい登場曲に乗ってリングインしたLEONAは、気合十分だった。リストの取り合い、バックの取り合いに発展した序盤も、負けじと応戦。後半には高い打点のドロップキックを打ち込み、父直伝のドラゴンスクリューを決めるなど善戦した。15分時間切れ引き分けに終わったものの、すがすがしい表情を見せた。

LEONAは父と同様、先月29日に新型コロナウイルスに感染。試合後「父はコロナに感染し、悔しい思いを抱えた中で、欠場という勇気ある決断をした。僕も同じ思いでリングに立った」と、父の気持ちを推し量る言葉を並べた。熱戦を終え、肩で息をしながらも「濃い15分だった」と振り返った。

LEONAはコロナ感染後、今月2日のヒートアップ後楽園ホール大会を欠場。この日は復帰後、初めての試合だった。