元2階級制覇王者でWBA世界スーパーバンタム級3位の亀田和毅(30=TRYBOX平成西山)の移籍後初となる次戦が17日、兵庫県西宮市内の所属ジムで発表された。

7月30日に神戸市中央体育館でウィリアム・エンカーナシオン(33=ドミニカ共和国)とフェザー級10回戦を戦う。エンカーナシオンはロンドン五輪の代表でWBCラテンアメリカスーパーバンタム級王者で戦績は19勝(15KO)2敗。強打を誇るオーソドックスのボクサーファイターだ。

西山会長と和毅が会見を行った。

会見での一問一答

-試合が決まった心境

和毅 こんなに早く決まるとは思っていなかった。1つ上の階級。フェザー級は初めてなんで、相手はハードパンチャー。その相手に勝てれば自信が持てると思う。

-調整は

和毅 毎日、ボクシングだけに集中できている。スパーリングを始めて、ここから追い込んでいく。

-新たな取り組みは

和毅 ボクシングは最後の気持ちでやる。全力で楽しく、リングの上でやりたい。(思いは)ほんまに最後やと思っている。今年で31歳。10年続けられるかは無理なんで、悔いなくやりたい。

-自信は

和毅 自信はずっとある。(階級上でも)楽しみしかない。危機感持って、今回できるかなと思う。集中してやらないと。タフな相手だと思うので。(スパーリングは)ラウンド数より内容。いい内容で終わりたい。

-今後の調整

西山会長 フィリピンから(スパーリングパートナーを)呼ぶ予定。パンチがある相手をオーダーしている。長いラウンドではなく、密度の濃い練習を望んでいる。今はベルトを持っていない。ベルトを持たないと何も言えないんで、この階級に亀田和毅ありというのを見せたい。

-相手の印象は

和毅 ファイターではあるが、五輪も出ているうまい印象がある。(映像は)3試合ぐらいですね。手足は長く、バネがある。国によってスタイルも違うし、やってみないと分からない。楽しみですね。挑戦はずっとしていきたい。いつも挑戦ですね。スーパーバンタムで絶対にチャンピオンになるのは決めている。