7日にさいたまスーパーアリーナでプロボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)との3団体統一戦に敗れた前WBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)が、相手パンチの衝撃で「真っ白になった」と記憶を飛ばしていたことを明かした。

試合後、ドネア夫婦の公式ユーチューブチャンネルが更新され、1回終了間際に右ストレートを浴びてダウンした時を振り返った。

ドネアは「殴られた時、自分が倒されたことを分かっていなかった。私が今までで打たれた中でもっとも難しいパンチだったと言っても過言ではない。最初のダウンで完全に真っ白になった。パンチがくることがまったく見えていなかった。何が起こったのかも分からなかった」と明かした。

ダウンを喫した数秒後、マイケル・グリフィン・レフェリーがカウントしていることが気づいたという。セコンドにいたトレーナー兼マネジャーのレイチェル夫人の声で現実を理解し「私は落とされた、ようなものだった」と状況を説明していた。