米プロレスWWEは17日朝、同団体のビンス・マクマホン会長兼CEO(最高経営責任者=76)が辞任したと緊急発表した。

声明によると、取締役会の特別委員会はマクマホン会長兼CEOとタレント・リレーションズ責任者ジョン・ロウリネイティス氏(59=全日本プロレスで活躍のジョニー・エース)による不正行為の調査を行っているとし、マクマホン氏は調査が終了するまでCEO兼会長職を辞任したと報告された。

同氏は15日(日本時間16日)、米ウォール・ストリート・ジャーナルで元女性社員との不倫関係を終わらせるため、口止め料として300万ドル(約3億9000万円)を支払ったと報じられていた。

またロウリネイティス氏も同じ女性社員との違法行為があったとの疑惑がある。

なおWWEは両者の不適切な関係は合意に基づくものであり、元女性社員に対して「金銭を支払わなかった」と主張している。

CEO兼会長に関しては暫定的にマクマホン氏の娘ステファニー氏が就任。マクマホン氏は役職を離れている期間中、WWEのクリエーティブコンテンツに関連する役割に専念するという。なおWWEは今回の調査が終了するまで、これ以上のコメントを出す予定はないとしている。