K-1スーパーライト級王者の大和哲也(34)が12日、晴れやかな笑顔を見せた。

前夜の「K-1WGPよこはまつり」(横浜アリーナ、日刊スポーツ新聞社後援)で佐々木大蔵(31)との初防衛戦で3-0の判定勝ち。一夜明けたこの日、都内での会見でさらなる防衛を誓った。

大和は「ドロドロな判定」と表しながらも、佐々木から3回に右フックでダウンを奪い、2020年末に判定負けした雪辱も果たした。タイトル奪取に成功した4月の山崎秀晃(35)戦のような「一撃必倒」とはいかなかったが、大和は「しのぎ合い、削り合いで、気合、執念、根性の大和魂を見せられた」と会見で胸を張った。

大和にとってのアベンジ(報復)ロード第1章が終わった。「第2章は次の防衛戦として、不可思とやりたい」。不可思には2019年末にKO負けを喫しており、やり返したい熱い思いがある。「ベテランのK-1 NEXTを見せたい」と12月に35歳を迎える大和は、衰えぬ闘志を強調していた。