人気総合格闘家の朝倉未来(30=トライフォース赤坂)が、1歩も引かない覚悟を示した。

プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)とパンチのみのスタンディングバウトで対戦する25日の格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」(さいたまスーパーアリーナ)を2日後に控えた23日、合同インタビューに登場。大会直前の意気込みなどを語った。

前日22日には、メイウェザーが都内のジムで練習を公開した。これを動画で確認したという朝倉は「音ゲーをやっているのかな? 『太鼓の達人』みたいだった」と、小気味よいパンチをリズムゲームにたとえて、薄笑いを浮かべた。さらに「あれはただの見せ物。どちらかというとトレーナーがすごいでしょ」と、意に介していない様子だった。

グローブの大きさなど詳細なルールはまだ発表されていないが、ジャンプしながらのパンチや、足を上げるフェイントなども規制されていることを明言。「ほぼほぼ何もできない。ピュアなボクシングしかできない。(メイウェザーが)びびってるんじゃないか」とあきれ顔を浮かべた。

その上で「メイウェザーは楽に勝ちたいと思っている。きれいに戦おうとすると彼の思った通りの試合になってしまうので、(自分の)顔がボコボコになっても強烈なのを入れてやろうと思います」と、けんかファイトを予告。「パンチ力は俺の方が強い」と、言い切っていた。【勝部晃多】