先月1日に心不全のため79歳で死去した元プロレスラー、政治家のアントニオ猪木さんの弟子にあたる元プロレスラーで、格闘家としても活躍したバルセロナオリンピック(五輪)柔道男子95キロ超級銀メダリストの小川直也氏(54)が、記者会見で激怒した。

25日、12月28日に東京・両国国技館で開催する「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」の第1弾対戦カード会見に、「令和猪木軍」の総監督として登場。猪木さんの追悼イベントとして行われる同大会には、元K-1スーパー・ウエルター級王者木村“フィリップ”ミノルや元ベラトール世界ミドル級王者ラファエル・ロバト・ジュニアらの参戦が発表された。

だが、小川はこの日、著名なプロレスラーやRIZINファイターの発表がなかったことに対して不快感をあらわに。「正直、まだまだこれでいいのかという思いが強い。みんなで成功しようと言っているんですが、肝心なプロレスラーが名乗りを上げていない。協力関係にある新日本、RIZIN。1人も選手がいない。どういうことなのこれは。おかしいだろこれ!」とヒートアップ。机をたたいて感情をむき出しにした。

そして「本当にこれはみんなで応援するイベント。今日いないことが本当に不満に思います。僕からのお願いです」と、頭を下げて出場を呼びかけていた。

これには、大会プロデューサーを務める元K-1プロデューサーの谷川貞治氏もタジタジ。「バラさん(RIZIN榊原信行CEO)とこれから相談します」と話した。