プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界同級王者井上尚弥(29=大橋)が史上9人目、日本初、アジア初、バンタム級初の4団体統一王者を目指す一戦は、NTTドコモが提供する定額制の映像配信サービス「dTV」でライブ中継される。

13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者ポール・バトラー(34=英国)との4団体王座統一戦は6月のノニト・ドネア(フィリピン)との3団体王座統一戦に続き、配信の中継体制だ。

前回のドネア戦はAmazonプライムビデオで中継されていたが、今回のバトラー戦がdTVとなったのは同サービスを運営するNTTドコモが井上のメインスポンサーになったことが大きな理由としてある。

井上は18年5月、映像配信サービス「ひかりTV」を提供するNTTぷららとメインスポンサー契約を結び、サポートを受けてきた。そして今年7月、NTTドコモがNTTぷららと合併し、今回の配信体制となった。dTV、ひかりTVの生配信はdTV会員(月額税込550円)で視聴可能だ。

今年10月の井上-バトラー戦発表会見にはNTTドコモの前田義晃副社長が同席した。井上の継続サポートを約束し「ものすごく魅力を感じています。日本を代表するアスリートを応援していきたいし、コンテンツをご一緒させていただくことで喜んでいただけると思うし、成長につながる」と大きな期待を寄せた。

さらに来年以降も継続して井上の試合を配信したいと希望し「スポーツを幅広く配信する取り組みを進めてまいりたい」と力強く語った。23年以降も井上の世界戦がdTVでライブ配信されるタイミングがありそうだ。