新日本プロレス50周年の大トリで、オカダ・カズチカ(35)が頂点に返り咲いた。IWGP世界ヘビー級王座戦で“宿敵”ジェイ・ホワイト(30)を33分3秒、レインメーカー(短距離式ラリアット)で仕留め、2度目戴冠を果たした。昨年10月に亡くなったアントニオ猪木さんの追悼大会で、涙ながらに新時代の幕開けを宣言。観客とともに「1、2、3、ダァーッ!」と猪木さんの決めぜりふを天国の「燃える闘魂」に届けた。オカダのバックステージでの主な一問一答は以下の通り。

-王座奪還

「取り戻したというよりやっとジェイに勝てたという気持ちが大きい。いろんなことが重なったタイミングで、チャンピオンに戻ることができてすごくうれしいですし、シングルマッチ孤独の中で、仲間に祝ってもらえることが安心します。いろんなうれしいがあります」

-改めてホワイトとは

「僕も若いころからトップ戦線に上り詰めてきて、そんな中でなかなか勝てない相手はいなかったですから、そういう意味では僕よりも年下ですけど、高い壁として立ちふさがってくれたことはうれしい。僕は2勝4敗で負けているので、あと3回いろんなところでやって勝ち越して取り戻していきたい」

-リング上で話した

「覚えていますよ。ジェイもケイオスだったし、いろいろな関係があるからこそ、今日につながった。そういうことを含めていろいろ伝えたかったんだと思います」

-コスチューム

「特にこれといって意識はしていない。猪木さんの追悼でしたし、猪木さん過ぎるのも良くないと思いましたし、僕は僕なりの形で今の新日本を体現させてもらいました」

-ファンの声援

「プロレスをしているなという感じがしました。オカダコールに助けられたというか、歓声って力になるんだと改めて思いました。少しずつですけど戻ってこられたというのは、ファンが我慢してくれたから。まだ完璧ではないので、我慢させてしまうことは多いかもしれないけど、皆さんのおかげ。戦いで返していく」

-観衆は2万6000人

「僕の目標はまだこんなものじゃない。猪木さんの見た景色を見ることができたらいい」

-「1、2、3、ダァーッ!」もやった

「僕じゃないのかなという思いはあったが、追悼大会ですし、やらせてもらった。猪木さんが見ていた景色だな、と。すごくいいものが見られたと。勝手にやってんじゃねえと怒ってるかもしれない。でも最後にできてよかった。しっかり届いたんじゃないかと思います」

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