キックボクシング42戦無敗を誇る人気格闘家からプロボクサーに正式転向した那須川天心(24=帝拳)が4月8日、東京・有明アリーナでボクシングデビュー戦に臨むことが13日、発表された。日本バンタム級4位与那覇勇気(32=真正)とのスーパーバンタム級6回戦で拳を交える。同日、都内のホテルで会見に臨んだ。

那須川は昨年6月、K-1の3階級制覇王者武尊と「THE MATCH」で対戦して判定勝利。昨夏からプロボクサーとしての準備を開始し、同11月には米国でボクシングの実戦合宿も敢行。今年1月には帝拳ジムでトレーニングを積んでいることを表明し、今月9日には公開プロテストでB級(6回戦)に合格していた。

また同興行では、WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(30=BMB)がWBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)との3団体王座統一戦、そして元WBC世界バンタム級暫定王者で現WBA世界同級2位の井上拓真(27=大橋)が同級3位リボリオ・ソリス(40=ベネズエラ)と同級王座決定戦に臨むことも発表された。

なおIBF世界フェザー級挑戦者決定戦として同級3位阿部麗也(29=KG大和)が同級2位キコ・マルチネス(36=スペイン)と拳を交え、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者佐々木尽(21=八王子中屋)が同級1位の前日本同級王者小原佳太(36=三迫)と初防衛戦に臨むことも発表された。