アントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)の実弟、猪木啓介さんが「兄貴もあの世にいけた」と語った。お別れの会後に囲み取材に応じ、猪木さんが最後に語った「感謝」という言葉を何度も繰り返し、天国の兄をしのんだ。

啓介さんの主な一問一答は以下の通り。

-お別れの会を終えて

「こんなに皆さんが集まっていただくとは夢にも思わなかったし、本当に感謝です。兄貴が最後に言った言葉がそれですから、本当に感謝しかないと思います。これで兄貴もなにも(思い残すことなく)あの世にいけたんじゃないかな。ずっと会ってなかった方にお会いできたということもね。これも兄貴のおかげかな」

-どんな人だったか

「いろいろありましたけど、自分にとっては優しい兄貴。いつも無理なことを言っていましたけど、兄貴だからしょうがないなと。本当に今思うと胸がね、いろんなことが頭に浮かんでくるので胸が詰まってしまう。本当に感謝です。いろんな国にも行かせてもらったし、普通の人ができないこともやらせてもらったし、本当に感謝しかありません」

-猪木の孫が「1、2、3、ダァーッ!」で締めた

「(猪木さんの長女)寛子の次男です。長男(寛太)は学校が忙しくて来られなかった。兄貴があまり一緒に過ごしたことがなかったので、だからこそ寛子が遺骨も米国に持っていって、子供たちに毎日あいさつさせるというか、学校に行くときは全部やっていると言いますけど、これでおじいちゃんと少しは過ごせたんじゃないか」

-遺骨

「ロサンゼルスにあるので、近々こっちに持ってくる。納骨も決まっていない。本山もアントニオ猪木のブロンズ像だとかを作ろうとか、準備をしている段階。分骨はしません。鶴見の本山だけです」

-追善興行

「今のところは何も。一周忌にはなにか、IGFの方で考えてくれると思います」