米プロレスWWEで「太陽の戦士」サレイとして活動していた女子プロレスラーのSareee(26)が13日、日本復帰戦(5月16日、東京・新宿フェイス)へ向けて記者会見に臨んだ。

場所は、都内の猪木元気工場だった。昨年10月1日に79歳で死去したアントニオ猪木さんとは、過去に対談したこともある。父が大ファンで、プロレスを好きになる、プロレスを始めるきっかけを与えてくれた恩人でもある。Sareeeは、言葉をかみしめた。

「闘魂という言葉があると思うんですけど。闘う魂、私は父の影響でプロレスと出会って、プロレスが好きになって、プロレスラーになった。やりたいプロレスも、戦う魂を込めたプロレス。闘魂そのものです。猪木さんには、尊敬しかないです。1度対談させてもらって、熱い言葉をもらって。それが胸に残っています」。

猪木さんから、掛けられた言葉は「とにかく、自分を信じて頑張ってきな」「赤似合うよ」。Sareeeは「とってもうれしかったです」と、笑った。

WWEとの契約が円満終了し、今後はフリーで活動していく。「自主興行(5・16)の先は決まっていない。でも、試合はやっていきたいと思います。生きがいは戦い、プロレスなので」とうなずいた。「日本を拠点にしながらですけど、海外でも私のプロレスを見せたい。オファーがあれば、どこの国でも行かせてもらえたら」。猪木さんのように、世界を股にかけるレスラーへ、迷わず行く。