日米マットで活躍し、WWE殿堂入りを果たしているレジェンドの「超人」ハルク・ホーガン(69)が来年、引退試合に臨む意欲を示した。24日(日本時間25日)に格闘技ライター、アリエル・ヘルワニ氏の番組「ザMMAアワー」にオンライン出演し「引退試合をしたいとずっと思っていたけれど、今は本来あるべき動きができていない。トレーニングを続け、リハビリを続け、6カ月後のコンディションを確認するつもりだ。プロレス界で私が学んだことは決して『ネバー』(絶対にしない)と言わないということだ」と試合復帰を前向きに話した。

引退試合の舞台は、来年4月に控えるWWE年間最大の祭典レッスルマニア40大会だという。1984年1月23日、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでヒール王者アイアン・シークを下し、WWF(現WWE)ヘビー級王座を初戴冠してから区切りの40周年を迎える。ホーガンは「来年はシークを倒して40周年。あらゆる可能性が考えられる」と胸の内を明かした。

また今年4月のレッスルマニア39大会前には、WWEのシェイン・マクマホンから対戦オファーの提案があったことも明かし「今は腰のもう少し治療が必要だが、それは来年話し合えるだろう」と返答したという。ホーガンは12年に米団体TNAマットで試合して以来、ファイトしていない。長年のレスラー生活で慢性的な背中痛があり、09年に6度の手術を受けた。12年には臀部(でんぶ)と膝を手術した。最近では今年1月にはWWEロウ30周年記念大会にも登場し、元気な姿を見せていた。