プリンセス・オブ・プリンセス王者の瑞希が、夏のシングルトーナメント勝者・山下実優との前哨戦を制し、10月9日の一騎打ちを前に、順調な仕上がりをアピールした。「必ずベルトを守る」と4度目の防衛戦での必勝を誓った。

中島翔子とのタッグで山下&伊藤麻希の「12000000」(ワントゥーミリオン)と対戦。瑞希がフェースロックを決めれば、山下が強引に変形コブラクラッチに持ち込むスリリングな展開が続いた。ダイビング・フットスタンプからキューティースペシャルを狙うも粘られ、ピンチが訪れたが、最後はアクアマリンで丸め込み、電光石火の3カウント。団体のエースを沈め「勝てない相手じゃない」と手応えをつかんだ。

山下とは「出会わない方がいい。できるだけ戦いたくない」という。普段から優しく接してくる反面、試合になると“別人”のように強烈な攻撃を仕掛けてくることに「いいやつなのが嫌」と明かす。今後も続くであろう前哨戦も「そんなわけないでしょ」と否定的だ。

防衛戦では激しい戦いが予想されるが「まだまだ闘いたい人もいるので」とベルトを譲る気はない。これからも4度目の戴冠を狙う山下との前哨戦を制し続け、王者として不動の地位を手にするまで突き進む。