プロボクシング世界2階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人(25=M・T)が10月9日開幕のWBO年次総会に出席すると明かした。30日、東京・墨田区のすみだまつりで、WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(31=BMB)とのトークイベントに出席。8日に離日し、13日までドミニカ共和国で開催される年次総会で世界王者として参加する。中谷は「WBOで2階級制覇しましたし、(総会出席が)アピールにつながればいいと思います」と口にした。
トークイベントでは次戦以降の希望について「統一戦がしたい気持ちが強いです。もし決まらなければバンタム級に行きます」と1階級上げ、世界3階級制覇を目指す選択肢も口にした。9月18日、アルヒ・コルテス(メキシコ)との初防戦ではボディー攻撃で計3度のダウンを奪って判定勝利。「国内でゆっくりしていました。今日からジムワークを再開しようと思っています」と早速、本格的に練習再開する姿勢を示していた。
また同じく9月18日にヘッキー・ブドラー(南アフリカ)を9回TKO撃破して2本のベルト防衛に成功した寺地は沖縄でリフレッシュしたという。次戦では他団体王者との統一戦を希望し「3団体(のベルト)欲しいなと。次はベルトを増やしたいと思う」と口にした。中谷が保持しているWBOベルトを眺めながら「見ていると、欲しくなる」と笑顔。4月に中止となったWBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)との統一戦実現を願っていた。