セミファイナルの「IWGP GLOBALヘビー級王座戦」で王者辻陽太(31)が21分24秒、ジーンブラスター(スピアータックル)で挑戦者の“キング・オブ・ダークネス”EVILからフォールを奪って3度目の防衛に成功した。

改心して正々堂々と戦うなどと話していたEVILの言葉がウソだったと、2日の山梨大会で発覚。辻はどんな反則をされても対応できるように、この日の大一番に向けて秘策を用意した。北米でスタントマンとして活躍中の双子の兄将太さんを国技館に呼び寄せ“影武者”として起用。案の定、リングインした辻をゴング前にEVILとディック東郷が襲撃したが、やられたのは将太さん。少し遅れてリングに登場した辻がEVILと東郷を蹴散らした。

ただ、試合が佳境に入ると、その将太さんが逆にEVILらハウス・オブ・トーチャー(HOT)のメンバーの1人である金丸義信に捕らえられ、人質にされてしまった。

辻はカウンターのバックブリーカーからフェイスクラッシャー、さらにカーブ・ストンプと矢継ぎ早にお見舞いし、マーロウクラッシュを狙おうとしたが、兄の姿を見て動きが止まってしまう。

金丸は将太さんをリングに上げてストンピング。さらにHOTは辻にトレイン攻撃を食らわせ、東郷がパイプカットを投下した。さらに東郷はスポイラーズチョーカーで辻兄弟の首を同時に締め上げた。ここで鷹木信悟が登場。鷹木も「来た! 来た! 来た!」と叫んだところで背後からEVILからローブローを見舞われたが、直後に辻がEVILにローブローをさく裂させた。

その後、辻が必殺のジーンブラスターを狙うと、EVILがレフェリーを盾にして回避。辻は続けてラリアット、ダークネスフォールズと被弾しフラフラとなるが何とか立ち上がった。EVILのEVIL(変形大外刈り)を回避し、おきて破りのEVILに移行しようとしたがこれをかわされた瞬間にジーンブラスターを突き刺した。追撃のジーンブラスターはよけられてコーナーへの自爆となったが、辻は直後の東郷のパウダー攻撃をかわしてEVILに誤爆させた。

辻は金丸のウイスキーミスト攻撃もEVILに誤爆させ、最後は串刺しジャンピングニー、マーロウクラッシュとたたみかけ、ジーンブラスターでベルトを死守した。

辻は試合後、同期の上村優也をリングに上げて「次の挑戦者はお前だ!」と指名。上村も「オレの気持ちは、そのベルトどうこうじゃない! あの日のモヤモヤを払拭するためにも、いまの辻と戦いたい!」と応じた。辻が「オイ、上村、覚悟はいいか?」と問いかけると2人はにらみ合っていた。