人気プロレスラー三沢光晴さん(46)が13日、広島市で試合中に頭を強打し死亡した。屈強を誇るレスラーといえども、同様のリングでの事故は起きており、格闘技特有のスリルと危険とは背中合わせだ。

 2000年4月には宮城県気仙沼市で行われた試合中に、新日本プロレス所属の福田雅一さん(当時27)が動きが鈍くなって倒れ、入院後に脳内出血で死亡した。

 また1999年3月にも女子プロレス団体「アルシオン」の選手(同23)が福岡市で行われた試合中に頭部を強打、同市内の病院に入院していたが、同年4月9日、急性硬膜下血腫のため死亡した。

 97年8月にも「JWP女子プロレス広島大会」で、プラム麻里子さん(同29)が頭を強打、意識不明となり急性脳腫脹(しゅちょう)で死亡する事故が起きている。