<新日本:東京大会>◇23日◇東京・後楽園ホール◇観衆2020人

 団体の枠を超えてジュニアヘビー級の出場者が集うトーナメント「スーパーJカップ」は、準々決勝以降を行い、ノアの丸藤直道(30)が2連覇を達成した。準々決勝でタイガースマスクを豪州式原爆固めで破ると、準決勝では田口隆祐、決勝ではデヴィットのIWGPジュニアタッグ王者2人を連破。この日午後の自己プロデュースに続き、4試合の長丁場を戦い抜いた。右ひざ靱帯(じんたい)断裂から6日の武道館大会で9カ月ぶりに復帰したばかり。それでも、得意技の不知火など軽やかな飛び技を次々と繰り出し、超満員のファンを沸かせた。

 この勝利で、来年1月4日の新日本東京ドーム大会でIWGPジュニア王者タイガーマスクに挑戦することが決まった。「この大会に誇りを持って戦ってきた。だから、挑戦者じゃなくてチャンピオンのつもりで戦う」と、自信満々にベルト奪取を宣言した。