風香(25=フリー)が最初で最後となるみちのくプロレス参戦で、東北の英雄から主役を奪うと宣言した。16日の秋田大会でザ・グレート・サスケ(40)と組み、気仙沼二郎(37)栗原あゆみ(25=フリー)と男女混合マッチで対戦する。同大会は「風香引退記念大館特別大会」と主役扱いになっており、地元プロモーターの好意に応えたい風香は「サスケさんが隣にいるけど、おいしいところは女子がもらって、女子プロレスをしっかりアピールしてくる」とキッパリ。サスケは09年2月に電車内でマスク姿を撮影した乗客に暴行した疑いで逮捕されているが、風香はそれを知ってか知らずか「試合後にはブログ用に携帯で記念撮影してくる」と嬉しそうに話した。最後の対戦となる同世代の栗原に対しても「あゆみちゃんの頭を蹴るのが最後だと思うと、寂しいようなホッとするような(笑い)。あゆみちゃんの勢いに負けないように最後までガツガツやってきたい」と宣戦布告した。栗原は「ほとんど同期で仲がいいけど、実はあまり対戦がないから最後にどうしても当たりたかった。対戦する時はトーナメントなど緊張する場面が多かったので、今回は思いっきり楽しみたい」と試合を待ちきれない様子。2人は「試合が終わったら一緒に東北のおいしい物を食べてくる」と口をそろえた。