ベネズエラ警察当局は18日、WBC元ライト級チャンピオンで同国出身のエドウィン・バレロ選手(28)が中部カラボボ州バレンシアのホテルで妻(24)を殺害したとして殺人容疑で逮捕した。ロイター通信などが報じた。

 同容疑者は18日早朝、宿泊先のホテルの受付で妻を殺害したなどと告げ、駆け付けた警察が室内で妻の遺体を発見、数カ所に刺し傷があった。バレロ容疑者は容疑を認めているという。

 容疑者は3月、妻に暴力を加えた疑いで一時身柄を拘束され、最近はアルコール依存症の治療を受けていたとされる。

 強打で知られるバレロ容疑者はWBAスーパーフェザー級の元王者。その後、WBCに転身し、2月にライト級で2度目の防衛に成功し、通算27戦全勝。重量が上の階級で闘うとして王座を返上していた。