WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(26=帝拳)が7日、東京・新宿区の所属ジムで本格的なトレーニングを開始した。1月31日に李冽理(28=横浜光)に判定勝利し、世界王座を奪取後、約1カ月間のオフに入っていた。オフ期間にはリフレッシュのために沖縄やタイのプーケット、バンコクを旅行していたことも明かした。約1時間のジムワークを消化した下田は「ボクサーとして同じボクサーに尊敬される、ボクシング以外の部分も尊敬されるような選手になりたい」と口にした。

 指導する葛西裕一トレーナーは「帝拳ジムの看板を背負う意識が強い選手」と防衛戦を続ける中での人間的な成長に期待していた。また次戦は初防衛戦になる予定で、今年6月をメドに海外で行われる見通しとなった。