JWPは24日に都内で記者会見を行い、4月3日後楽園ホール大会の全対戦カードを発表した。メーンはJWP認定無差別級王者・米山香織(30)とハイスピード王者Leon(30)が両王座をかけて対戦する。米山は王者となってから「米山革命」を宣言し、JWPの名を広めるため団体内での防衛戦は行わず、これまで10回の防衛戦は他団体選手を相手に行ってきた。しかし、同じ日にアルシオン(解散)の入門オーディションを受けるなど、デビュー前からライバル関係にあるLeonが反発。王座戦はベルトのほかに革新と保守のイデオロギーをかけた戦いとなった。会見では調印式が行われ、米山は「今回(JWP選手の)挑戦を受けるのは日本のみなさんに元気を与えたいだけ。米山革命は今後も続いていく」と、Leonは「女子プロレス一のベルトだからこそ、私が獲ってJWPの中で防衛戦をやる」とそれぞれ意気込みを語った。

 同大会はJWP旗揚げ20年目に突入する記念大会となるため、過去に所属していた尾崎魔弓(42=OZアカデミー)ダイナマイト・関西(41=同)カルロス天野(35=同)輝優優(35=フリー)が参戦するほか、阿部幸江(36)はデビュー15周年記念試合でかつての師匠ジャガー横田(49=フリー)と組んで出場する。