プロレスラーで元参院議員の大仁田厚(53)が26日、プロレスラーや格闘家仲間とともに福島県南相馬市の被災地に入り、避難所近くで豚汁の炊き出しをし、食料や救援物資を届けた。この日届けたのはメロンパン1000個、菓子1000個、缶詰数百個、豚汁約600人分、水&茶多数、ポケットティッシュ3500個など。

 25日夜、車で都内を出発。26日午前現地に着いたという。同市周辺で多数の知人が行方不明になっているという格闘家仲間がおり、それをきっかけに現地入りを決意。被災地を歩き、人々と話した大仁田は「被災された方々から『早く家に帰りたい』という声を何度も聞き、仮設住宅を一刻も早く建設する必要を感じた。今後も復興に向け、自分にできることをやっていきたい」と話した。(共同)