17日のボクシングWBA女子世界ミニマム級王座統一戦(大阪・よみうり文化ホール)の前日計量が16日、大阪市内で行われた。5度目の防衛を目指す王者・多田悦子(29=フュチュール)は、リミット体重を400グラム下回る47・2キロでパス。「大きな地震があってボクシングはどうなるのかとモヤモヤしていたが、自分は試合をするしかない。自分でできる範囲の貢献をしたいと思って前を向けた。(相手の)サモラ選手はガッツがある。いい試合になると思う」と話した。

 一方の暫定王座イベス・サモラ(22=メキシコ)は100グラムアンダーの47・5キロだった。「十分に準備をしてきたし、タイトルをメキシコに持ち帰りたい」と気合十分。さらに「日本に来る前にはたくさん注意事項を言い渡されたが、こちらでは普通の生活ができており、大変よくしてもらっている。間違っているニュースもあると、日本に来て気づかされた」と笑顔も交えて話した。