<大日本:東京大会>◇28日◇東京・後楽園ホール◇1016人

 デスマッチリーグ「一騎当千」を制し、BJW認定デスマッチヘビー級王座挑戦を決めた佐々木貴(36=フリーダムズ)が王者・伊東竜二(35)との前哨戦に勝利した。

 タイトルマッチ(5月5日、横浜文化体育館)では、ロープ4面に蛍光灯を吊るし、片方のコーナーにブロックを、もう片方のコーナーには井形に組んだ蛍光灯を設置する「ブロック&蛍光灯オブジェ+αデスマッチ」で対戦。この日は蛍光灯デスマッチでの対戦だったが、伊東はブロックを持って入場した。蛍光灯を置いた背中をブロックで殴りつけるなど、王座戦を前に限界ギリギリの死闘を展開。最後は佐々木がブロック、蛍光灯、イスを積み重ねた上にみちのくドライバー2で小林をたたきつけて勝利した。

 2人の王座戦は06年9月にベルトを奪われて以来となる。東日本大震災で被害にあった地元の岩手県一関市を背負って試合に臨む佐々木は「お前の腰からベルトを引っぺがすことを願ってやってきた。いろんなものを背負った佐々木貴で正々堂々と勝負してやる。あの頃とは違う」とベルト奪取を宣言した。