ノアのGHCヘビー級王者・杉浦貴(40)が、故ジャンボ鶴田さん以来27年ぶりの海外での連日のタイトル防衛に挑む。杉浦は9日、都内で会見して、13日(日本時間14日)からの英国、ドイツ遠征で3日連続の防衛戦を行うことを発表した。

 13日に英国でIPW:UK英国ヘビー級王者デイブ・マスティフの挑戦を受け、防衛すれば14日に英国で鈴木鼓太郎、15日にドイツでクラウディオ・カスタニョーリの挑戦を受ける。防衛し続けることが条件だが、海外での連日の防衛は84年に鶴田さんが米国でAWA世界ヘビー級王座を4日連続で防衛して以来の快挙。現在11回防衛の杉浦は、順調にいけば鈴木戦で小橋建太の13回防衛記録に並び、カスタニョーリ戦で新記録を樹立する。

 杉浦は「欧州のプロモーターに呼ばれて、期待されているうちが華。鶴田さん以来、ヘビー級の日本人王者が海外をツアーして防衛戦をやっていない。自分が王者でいるうちにやるのが夢だった。これがノアのプロレスだというアピールをしてきたい」と話した。