昨年8月に亡くなった新日本の山本小鉄さん(享年68)の魂が、11月16日の金原弘光(40)のデビュー20周年「U-スピリッツ」(東京・後楽園ホール)でよみがえる。88年に開校して、山本さんが校長を務めた新日本プロレス学校の出身者がタッグで戦う。西村修(40)天山広吉(40)組-ザ・グレート・サスケ(42)池田大輔(43)組のカードが28日、東京・野毛の新日本道場で発表された。

 西村、天山は新日本からデビュー。サスケはユニバーサル、池田は藤原組、金原はUインターでデビューしたが、金原は「山本小鉄イズムを体現してくれるはず。僕も、入りたい」。新日本から無我を経て、現在は東京・文京区議を務めながら全日本のリングに上がる西村は「この道場に来るのは5年10カ月ぶり、懐かしい。真剣な試合をしたい」。天山は「トップロープからのバック転ばっかり練習している選手がいましたね」と、サスケを見ながらニヤリ。サスケは「岩手県議選に落選したばかりなので、現職議員の西村さんに鬱憤(うっぷん)をぶつけます」。池田は「僕が最年長ですが一番後輩なので、足を引っ張らないように戦います」と話していた。