3月4日の新日本の旗揚げ記念日大会(東京・後楽園ホール)で行われるIWGPヘビー級選手権の調印式が27日、都内で行われた。12日の大阪大会で、IWGP初挑戦で棚橋弘至(35)を破り史上2番目の若さで王座に就いたオカダ・カズチカ(24)に、今年6月の誕生日までに20代で王座に就くことを目指す内藤哲也(29)が挑戦する。20代の日本人同士のIWGP戦は、95年2月の橋本真也-天山広吉戦以来17年1カ月ぶり。

 40周年旗揚げ記念日興行だけに、闘龍門を経て07年に入団したオカダに対し、内藤は「外から来たやつは認めない。生え抜きのプライドをかけてベルトを奪う」。当時は寮の同室で、オカダ(リングネームは岡田かずちか)のプレデビュー戦の相手は内藤が務め勝利している。「当時から、今後競い合っていく相手として、すごく意識していた。会社の期待を背負い、背が高くて、若いジェラシーを感じたけど、通算成績は1勝0敗。俺に勝ってからものを言え」と挑発した。

 1・4東京ドーム大会で米国から凱旋(がいせん)帰国。すぐに挑戦権を手にして王座に就いたオカダは「内藤さんはすごいレスラーだけど、それ以上にすごいレスラーが戻ってきてしまいました。あやまります。すみませんでした。でも、新日本では1から新弟子としてやり直した。新日本を愛してます。40周年のイメージを、オカダが金の雨を降らせ始めた年にする」と話した。