<ゆずポン祭6>◇8日◇愛媛・銅夢にいはま

 愛川ゆず季(28)が生まれ故郷の愛媛県新居浜市でがい旋試合を行った。メーンで宝城カイリ(23)と組み、高橋奈苗(33)はるか悠梨(23)と対戦。デビュー戦で「顔面崩壊」に追い込まれた奈苗から厳しい攻撃を浴びたが、地元の声援を背に反撃し、得意の蹴りで応戦。最後ははるかに必殺技ゆずポンキック・レッド(かかと落とし)を見舞い23分29秒、片エビ固めで勝利した。

 愛川は「プロレスデビューしてから楽しいことばかりじゃなかった。反対されたり、否定的なことも言われたが、新居浜でがい旋興行ができて、こうやってたくさんの方に応援していただけて、プロレスをやってよかった。パワー満タンになったので、また東京で頑張らないと」と温かい地元の声援に感激し、目に涙を浮かべた。

 この日はプロレス初観戦となる両親が来場。父親の智脩さんは「あれほどハードなものと思っていなかった」と驚きながらも「(これからも)頑張ってください」と応援。しかし「早く辞めて、早く結婚して、早く子供を」と父親としての気持ちも見せていた。