IGFのアントニオ猪木会長(69)が28日、都内で会見して新日本の木谷高明会長(51)にエールを送った。新日本は7月1日に東京・両国国技館で全日本と創立40周年の合同興行を行うが、木谷会長が創業者の猪木会長にラブコールを送っている。新日本から正式な参加要請はないが、猪木会長は「木谷会長が、いろいろな話題でプレス界をにぎわせてくれるのはいいこと。いろいろなスポンサーがプロレス界に登場しては消えていったが、頑張って欲しい」と話した。

 今月20日には東京・後楽園ホールで行われた藤波辰爾(58=ドラディション)の40周年記念最終興行のリングに登場して、長州力、前田日明、佐山サトル、藤原喜明、蝶野正洋ら、かつて新日本のリングで戦った戦士たちと再会した。「行きたくなかったんだけど、藤波が来てくれっていうから(笑い)。あそこに並んでいたヤツらは、みんな俺に反発したヤツらだけど、時間がたてばね。人生、一瞬、一瞬、輝いてよかったな。全部の団体がこだわりを捨てて、プロレスを目指している人間が一緒に出来ればいいね」と笑顔を見せた。