<新日本:ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア>10日◇東京・後楽園ホール◇8試合◇2050人

 鈴木軍のタイチ(32)が大暴れした。鈴木みのる(43)TAKAみちのく(38)とともに、真壁刀義(39)獣神サンダー・ライガー、タイガーマスク組と対戦。ライガーに的を絞り、マスクの角を折り、髪の毛をむしり取って客席に投げ入れる。マスクを切り裂いて、素顔を半分露出させた。

 反撃したライガーがタイチをサンダーライガーボムの態勢に捕らえたが、TAKAがハイキックで阻止。鈴木がライガーにゴッチ式脳天くい打ちを見舞ったところを、タイチがタイチ式外道クラッチで12分53秒でフォールを奪った。

 タイチは「“ズライガー”テメエはいったい何年やってんだ。もう、お前みたいなジジイの時代は終わってんだ。IWGPジュニアタッグは俺とヨシダ(TAKA)のモノだ。もう、口にするな。次は、こんなもんじゃすまないぞ。頭皮もはぎ取ってやる」。TAKAは「俺たちが無条件で王者だ。ジジイがなってもしょうがないから、フレッシュな俺らがなる。防衛戦はやらねえぞ。ベルトをメチャクチャに磨いて、輝かせてやるんだ。王者はTAKA、タイチ、略してヨシダマキだ」と話した。

 16日の大阪大会で真壁とシングル対決する鈴木は「大阪で真壁のタマを取ったら、7・1(両国大会)のメーンイベントを俺によこせ。新日本と全日本の合同40周年大会、俺に感謝してほしい。オメエらの歴史に消したい俺の記憶が入ってることをよ。いいか、IWGP挑戦だぞ」と話した。