<広島格闘の祭典>◇15日◇広島グリーンアリーナ小アリーナ◇観衆3200人

 「スーパー6人タッグ」と銘打たれた試合の主役に輝いたのは豊田真奈美(41)の飛翔ファイトだった。

 豊田は井上貴子、中島安里沙と組み、GAMI、コマンド・ボリショイ、広田さくら組と対戦。まずは広田さくらが井上貴子に「貴子出て来い」と挑発。貴子にタイガースピンを狙うが広田のみがスピンして微動だにせず。ならばとカンチョー攻撃で追い詰める。

 続いてGAMIがメガホンで中島を連打するが、貴子がスタンガンで威嚇しGAMIは一目散に逃げる。

 各選手が持ち味を出したところで豊田が登場して場外プランチャを敢行。さらにはムーンサルトとハッスルする。

 後半、広田を捕まえローリングクレイドルで素早く回すと広島のファンから大きなどよめきが起きる。最後は最近あまり使用する機会のなかったクインビーをフィニッシュに選んで広田からフォール。広島のファンに豊田ここにありをアピールした。