14日のIGF大阪大会で第2代IGF王者になった藤田和之(41)が、次期挑戦者に小川直也(44)を指名した。05年10月にIWGPヘビー級王座陥落以来、6年10カ月ぶりにチャンピオンベルトを巻いた藤田は18日、都内で会見。「誰の挑戦でも受ける。小川が以前、俺の名前を対戦相手として出していたけど、ベルトを持ったことで準備はできた。あとは小川が決めてくれ。いつでも待っているよ」と初対決に意欲を見せた。

 14日の大会で初代王者ジェロム・レバンナ(39)を破りベルトを巻いた直後には、5月のIGF日本人トーナメントで優勝した沢田敦士(28)が現れて挑戦を表明。藤田も受諾の意向を見せていた。「試合の途中で、脳振とうを起こしていて何も覚えてない。沢田選手には、本当に申し訳ない。でも、意識がないのにやると答えているのだから本音。なんだったら、兄貴分の小川と2人まとめてやっても構わない」と話した。